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アクターズスタジオインタビュー [TV]

ジョニー・デップ インタビュー
 引越し2回でかなり整理して捨てまくったビデオですが、これはどうしようと悩みつつまた見てしまったジョニー・デップのインタビュー番組。(アクターズスタジオの指導者であるジェームス・リプトンによるインタビュー番組。現在もNHK衛星で散発的に再放送中)DVDが4月に出るらしい。アマゾンにて予約受付中。コレ買って、このビデオを捨てるべきや?(なんか、間違っているような気もするけど)これ、2002年のインタビュー(ショコラ公開後くらい?)ですが、今頃DVD発売するってことは、人気を当て込んでのことか?あざといなあ。  アクターズ・スタジオ ジョニー・デップ出版社/メーカー: 東宝メディア: DVDインタビュー中、


トラックバックというか、この記事について書くというボタンを押して書いてみます。
Meridianさんのブログです。

バンテージ・ポイント公開記念として
勝手にデニス・クエイド強化月間として
彼の作品について書こう、なんて思っていて
まだフライト・オブ・フェニックスしか書いていません。[がく~(落胆した顔)]
予定として、日本では未公開DVDにて視聴可能になってくださった作品
アメリカンアイドルのパロディっぽい
アメリカンドリームズ

アメリカン・ドリームズ

アメリカン・ドリームズ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


と、
邦題がなんか覚えにくい

ヘレンとフランクと18人の子供たち

ヘレンとフランクと18人の子供たち

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


について追々書いて行きます。
強化月間に書けるかどうか・・・・・・・
映画の感想もまだ書いてないし
ノーカントリー/犬と私/明日への遺言
なども既に劇場にて視聴済みです。

バンテージ・ポイント公開ということで
いろんなメディアというかテレビでデニス作品が続々と見れます。
3月26日(水) 6:00~8:00 スター・チャンネル ハイビジョン [映]「アメリカン・ドリームズ」
3月26日(水) 14:30~16:45 ムービープラス [映]「エデンより彼方に」
4月1日(火) 14:30~16:40 スター・チャンネル プラス [映]「愛に迷った時」

私もMeridianさんと同じくビデオテープにて録画済でしたが
このたびDVDに録画してテープを捨てました。
画質が悪いです。[もうやだ~(悲しい顔)]

AS_episode127_quaid.jpgDennis Quaid/Season 8, Episode 811/Original Airdate: April 7, 2002
Dennis Quaid was born April 9, 1954 in Houston, Texas. He and older brother Randy were sons of an electrician father and housewife mother. Although a natural born athlete, Dennis stayed away from organized sports growing up and instead pursued acting and the arts.

After a few unnoticeable film roles, Dennis' breakout performance came in 1979 in the coming-of-age sports drama Breaking Away. The next four years saw Dennis starring in very forgettable films such as The Long Riders (1980), The Night the Lights Went Out in Georgia (1981) and Jaws 3-D (1983).

In 1984, Dennis starred as astronaut Gordo Cooper in the epic The Right Stuff. This performance propelled Dennis to Hollywood's A-list. The late 1980's brought critical acclaim and box office success in such films as Enemy Mine (1985), The Big Easy (1987), Suspect (1987), Everybody's All-American (1988) and Great Balls of Fire! (1989).

In 1987, Quaid starred in the sci-fi comedy adventure Innerspace. It was on the set that he met and began a romance to his future wife Meg Ryan. The two would stay married until 2001 when a very public romance between Ryan and actor Russell Crowe ended their marriage.

The 1990's brought Quaid continued success but super-stardom still eluded him. Films include Postcards From the Edge (1990) with Meryl Streep, Undercover Blues (1993) with Kathleen Turner, Wyatt Earp (1994) with Kevin Costner, Something to Talk About (1996) with Julia Roberts and The Parent Trap (1998) with Natasha Richardson.

In 1999, Dennis starred as an aging quarterback in Oliver Stone's football classic Any Given Sunday. In 2000, he starred with James Caviezel in the time travel drama Frequency and in 2001, he played Arne Metzger in Steven Soderbergh's Oscar nominated Traffic. Dennis performs regularily with his band The Sharks and has on son from his marriage to Meg Ryan.

Mc:ジエームズ・リプトン
監督:ジェフ・ビュルツ

2002年ジョン・L・ティシュマン劇場にて

出身は---
ヒューストン
テキサスは独立国になったことのある唯一の州だ(アラモを見ればわかります>私の心の声)
それで皆、声高に語るんだよ
国家として10年間独立し軍隊を持ち
外交官も世界で活躍していた
今も強い独立心がある
テキサスの人々はとても個性的で豊かな文化を持っている
ぜひ帰りたい
素晴しい場所がいくつもあるよ

祖先はいつテキサスに?-----
ボクの祖先はアイルランド人だった
祖父は1903年に幌馬車でテキサスに来た
馬車の車輪が壊れた場所に店を建てたんだ

父上の名前は?----
ウィリアム・R・クエイド
皆はバディと呼んだ

職業は?----
電気技師だったけど元は俳優志望で
いつも歌を歌ったりしていた
すばらしい俳優たちの話をよくしてくれたし
映画にも連れてってくれた

母上の名前は?----
ニタ

お仕事は?----
主婦業のほかに不動産業もやっていた
とても素晴しい女性で頼りになる存在だった
しつけは厳しかった
でも今の仕事に、それがとても役立っている

お兄様も俳優ですね-----
ランディ・クエイドだ(うん、最近ではブロークバックマウンテンで見かけたよ>私の心の声)

子ども時代の生活ぶりは?----
12年間兄と同じ部屋を使っていた
僕たちはとても仲の良い兄弟だった
どちらがマッシュポテトをたくさん食べたとか-
そんなことでよくケンカしたけどね。
2人とも同じことに興味を持っていた

父上と映画をみに?----
はい

映画から大きな影響を?-----
ものすごくね。だから俳優になったんだ
10歳のころかな
映画館を出るとき
いつも自分が映画スターになったような気がしていた
それで俳優を目指した
絶大な影響だったよ
映画とは神話のようなもので
さまざまなことを見る者に教えてくれる
あるときは、道徳や偉大な思想について
あるときは、歴史について
あるときは、人間同士の関係について
あるときは、人生の可能性について
演技という仕事も同じだ。多くを学んだよ。
それをもっと生かしたいと思っている

以前こんな発言を
「すべての環境が理想的だった-ところがある日ケネディが撃たれ両親が離婚した」
この番組でもよく聞く話です
何歳でした?------
9歳のときだった

生活にどんな変化が?------
父がとても恋しかったよ
ボクは母と一緒に暮らしていたからね
父とはよく会ったし家にも出入りしていた
でも心の底では怒りを

父上に?-----
ほとんどは、そうだったな
でもその後はうまく行き
父が亡くなる頃にはすばらしい絆を

10代は孤独だったそうですが-----
ずっとすんでいた家から引っ越して
多くの友達と別れたんだ
遠い学校にバス通学母は働いていたから
家事は僕の役目だった
だから多くの時間を独りで過ごした

嫌でした?-----
自分の為になったよ
時間をかけて自分の内面と向き合うことが出来た
心の中の未知な部分とね
考える時間はたくさんあった
今もいろいろな意味で独りでいるのがすきなんだ
もちろん家族や他の人といるのも大好きだよ
でも、ずっと独りでいるのも好きだ
心が安らぐ

高校はどちらに?-----
ベルエア高校だ(ウォォォォオ!!ベルエアー!?>私の心の声)
そこには演劇クラスがあってセシル・ピケットが指導していた
実際に演技の勉強を始めたのはそこでだった。


----------------------------------------------------------
途中ですが
ブロクをいろいろ見ていたらデニスの息子の近影が
大きくみれました。
参考サイト/はりうっどせれぶにゅーすさん
小さい頃からお母さん似だとは思っていましたが
まだあまりデニスに似てきませんね。身長は似てきたかと思います。
meg-ryan-thanksgiving-01.jpg
ジャックくん
--------------------------------------------------------------








テキサス人らしく高校ではスポーツをやりましたか?----
皆と同じようにフットボール部に入部しようとしたら笑われたよ
タックルされるのが大嫌いだったし
体も小さかったからね(エニイギブンサンデーでは鎖骨折ったよね・・・>私の心)
それで演劇を始めたが思いは真剣だったよ

ピケット氏からの影響を具体的に
実際に演技の指導を?----
さっき、彼が指導していたと言ったけど
僕と入れ違いに彼は大学へ移った
兄はその後を追ってヒューストン大学へ
僕もそれと同じ道を
そこで自分の本当にやりたいことは演技だとわかった
18歳や19歳で人生の目標が分るのは幸運だよ
ピケットは演技の技術を教えてくれた
演技とは"まね"ではなく"本物にすること"であり
人間の本質や自分自身を探ることだ
そんな彼の教えにすっかり夢中になったよ

ピケット氏のいた大学でどのくらい勉強を?-----
僕は大学を卒業しなかったが演技の勉強には役立った
俳優という仕事の出発点として
大学の舞台はすばらしい場所だと思う
二度とやれないようなあらゆる役を演じられる
シェークスピア モリエール ショー ウィリアムズ
偉大な劇作家の作品に取り組み新たな解釈をほどこせる
しかも商業的な成功を要求されない
だから無残な大失敗をすることが可能になる
最高の勉強だ

兄のランディが先にハリウッドへ?-----
僕にとってはありがたいことだった
俳優の仕事を得るのは夢物語じゃないと分った
ランディに出来るなら僕にも不可能じゃないとね

出世作「ヤングゼネレーション」
出演の経緯は?-----
そのとき僕はリー・メジャース主演の「超高層プロフェッショナル」にでるはずだった
でも一応「ヤング・・・」の監督のP・イェーツに会いに行った
彼に気に入られ出演を依頼されたけど僕は断ろうとした
すると彼はドアの前に立ちはだかってこういった
「分らないのか、君はこれに出演すべきだ」
確かに僕は若くて愚かだったよ
監督は正しかった
あの映画への出演は生涯最高の経験の一つだ
中産階級の姿が的確に描かれているのが大きな魅力だね。
登場人物の性格が皆リアルなんだ
実生活で会うような人々さ

「ライトスタッフ」ではゴードン・クーパー役
何か役作りの準備を?-----------
故郷のヒューストンは宇宙開発の町だ
だから男の子たちは皆宇宙飛行士に憧れていた
マーキュリー計画の飛行機の中で最年少のクーパーは一番のお気に入りだった
飛行士たち全員の名前を誰もが知っていた時代だ
やがて「ライトスタッフ」の原作本が出版された
その本を読んだ僕は映画化されるならクーパーを演じたいと思った
その後オーディションで監督のFカウフマンと会った
最初は手ごたえが無かったが
次のオーディションでセリフを読んだ結果採用してもらえた
本当に欲しいものを得たまれな瞬間だ
本物のクーパーが近くに住んでいたので彼の家を訪ねては何時間も話しをしたよ
僕はパイロットの免許も取った
役作りに重要だと思ったんだ
宇宙飛行士たちは皆元パイロットだから
無線の話し方などそのままだった
それを身につけたかった

あのチャック・イェーガーと一緒に空を?-----
イエーガーは技術コンサルタントとして毎日撮影現場にいた
それでチャンスがあり小型機で何度か一緒に空を飛んだんだ
着陸するとき他の人はスロットルをグッと押すのに
彼はそっと押していた
彼は着陸が大好きなんだ
いつも着陸を楽しんでいる

あなたの取られた飛行機免許の種類は?-----
最初は単発エンジン用それから多発エンジン用を
今は小型ジェット機も飛ばせる

本物のクーパーから役作りで学んだことは?----
役にもよるけどゴードンは内面でなく外面から作っていった
例えば歩き方
彼は元海兵隊だから歩き方にも海兵らしさが残っていた
楽天的な歩き方だ
彼の話し方も身に着けたよ
外面をまねることで内面に入ることが出来た

続く


Q.あなたの過去の発言です。
「僕は俳優として自信を失い、それを回復するためにニューヨークで舞台に立った」
自信をなくした理由は?

A.「ジョーズ3」に出た後で30歳くらいだった。
仕事優先で演技の訓練(トレーニング)から長い間遠ざかっていた。
でも、訓練によって自分を鍛えていかないと
大切なものがしだいに失われてゆく
それで、僕はニューヨークへ向かうことにした
訓練を受けなおし舞台に出るためにね

Q.作品は?

A.「トゥルー・ウェスト」

Q.共演は?

A.兄のランディに電話して2人で舞台に立った

Q.兄弟の対立を描いた暴力的な内容ですね。

A.はい。心理療法(セラピー)みたいだった。
精神分析医に通っていたような気分だよ
毎晩ね。(笑)
本番が終わるころには
役にのめりこんで、兄を憎むことも
でも30分後には一緒に通りをスキップ
本当だよ

Q.信じますよ。ニューヨークでは誰の下で演技訓練を?

A.W.ヘイマンの授業を半年受けた

Q.良く知られた人です。

デ/はい。彼の授業を受けるのが大好きだった
シーンを演じる勉強は本当に役立つものだ。
多くの問題を解決しもほかでは得られないチャンスが得られる
大失敗も許されるし、そこから多くを学べる

Q.1980年代の半ばはツライ時期だったそうですね。
そのときの経験が何であれ
俳優としての未来を約束する映画にでた。
「ビッグ・イージー」

拍手

マクプライド監督はあなたのことを
ずば抜けた調査力の持ち主だとほめています。
どんな調査を?

デ/2ヶ月間、殺人課の刑事と行動を共にした。
勤務時間は事件のおきる真夜中から朝まで
その間、何度も殺人現場に行った。
そして血なまぐさい光景を見た
そんな毎日が刑事や家庭に与える影響を調べた
一日中犯罪者にかかわる刑事は考え方も犯罪者に似てくるんだ

Q.そのような調査によって
役柄に真実味がでると?

デ/その役が皆が知っているような実在の人物だったら
その人物を正確に演じる責任があると思う
もちろんその人物を実際以上に美化する必要は無い
だがその人物像を学び気持ちや考え方を正しく表現すべきだ


Q.「ビッグ・イージー」というタイトルは誰が?

デ/実は僕がつけたんだ
「この街はビッグ・イージーとも呼ばれる」
そんなエキストラの言葉にピンときた
作品のタイトルにぴったりだと

Q.マクプライド監督と一緒に脚本を?

デ/撮影前の2ヶ月間2人で脚本に取り組んだ
ニューオーリンズではじめたけど結局うまくいかなかった。
でも彼は一緒に作業をする仲間としては最高だった

Q.マクプライドはあなとのことを
一緒に仕事をした俳優のなかで最も陽気だったと語っています
そんなに陽気なんですか?

デ/撮影現場にいられることはとても幸運なことだからね
なぜならこの仕事は子ども時代からの夢だったからだ
そのチャンスを獲得し良い収入も得ている
最高の人材と
最高の環境にも恵まれている
本当に幸運(ラッキー)だよ

--------------------作品の映像

Q.演技は前もってプランをたてるほうですか?
それとも無意識に

デ/最近は無意識だな
実を言うと僕は撮影前にほとんどセリフを覚えない
でも脚本は何度でも読み返してシーンの意味やつながりをよく考える
そうやって脚本家の意図を理解するんだ

Q.何回も撮り直すのは?

デ/好きなほうだよ

Q.ラッシュは?

デ/演技中に無意識に出てくるものを信頼しているから
最近はあまり見ないな

Q.出演作選びの決め手となるものは?

デ/初めて脚本を読むときは
その作品にただの観客として接することができる
そうやって読んだ脚本が観客として見たい作品かどうかだな
ストーリーや登場人物がおもしろくて夢中になれば
出演するよ。

Q.「ビッグ・イージー」など何本かの映画で
ボディービルのCMのような腹筋を披露していますね
本当ですよ (^O^)
どうすればあんな見事な体を作ることが?

デ/遺伝的なものだよ

ジ/ご冗談を・・・・・・・・・(爆)

ワハハハハハ (^O^)

デ/ご希望ならエクササイズビデオを

場内大(爆笑)

家のトレーニングマシンを捨てなくては(笑)

デ/ボクシングは少しやったけど特別に腹筋を鍛えたことは無い

驚いたな・・・・羨ましい話しだ・・・・(爆笑)

Q.「プロデューサーは俳優の笑顔だけを欲しがるものだ」以前そういいましたね
型にはまるのは避けたいと?

デ/笑顔がトレードマークになったが意識して避けてはいない。
こんな顔ね→(^^)
笑顔を見せないよう求められることもある
僕はどちらでもかまわない
ほかの人には重要なことかもしれないが

Q.国際子ども病院とは?

デ/世話になった医師が組織している非営利団体だ。

Q.医師の名前は?

デ/M・ハイマン医師で普通は往診しない。
撮影中特別に診てくれたので「何かお礼を」といったら
「実は私はこんな活動を・・・」
翌月には中南米で一緒に働いていた。
以後もその団体の活動に参加している
高度な治療が必要な子どもを見つけてアメリカに運び
医師や病院に協力してもらい手術を施す
成果は上がってるよ!

Q.自家用機を?

デ/救急飛行機として使うこともある

立派ですね

デ/この活動は本質的な部分で自分のためにもなっている

Q.「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」で
ジェリー・リー・ルイスを演じた理由は?

デ/監督がマクブライドだった。

Q.存命中のロックンローラーであるルイスの人物像を
どのように作りあげました?

デ/あの”ろくでなし”に会いにいった。

Q.ろくでなし? サンドベッチ?

デ/本当のろくでなし野郎さ。
同時にとても魅力的で興味深い人物でもある。
自分を最も偉大なスターだと思っている。

Q.ほんとに(リアリ?)

デ/本当だよ(アクサアリ )
自分の世界に生きているんだ
僕が見た中で最も才能のあるピアニストだ
12時間休みなしに演奏をする
彼はピアノを弾くのが本当に好きなんだ
それは尊敬するよ

Q.演奏中の心理をどうつかみました?
演奏中の彼は自分が本当に生きていると感じる
そして音楽は彼の内面から爆発するようにほとばしりでる
爆発するようにほとばしりでる
その感覚を自分のなかに見つけた

Q.共演のウィノナ・ライダーは何歳でした?

デ/16歳

Q.本当に?

デ/だから演技も自然だった。
役柄は13歳

--------------------作品の映像

Q.「ハリウッドにくちづけ」については以前
監督と共演者からも話しを
監督のマイク・ニコルズは ?

デ/監督された気がしなかった

Q.みなそういいますね

デ/彼は現場を楽しくしてくれる。自分の出番がない時でも
現場にいて彼のことを見ていたものだよ
あるとき、演技中にこんなオカシナ声が

アーーーーハーーッハ

マイクが演技を見て笑っていたんだ
彼がやりたいのは自分自身が楽しめることだ
そんな彼の視点を通して観客も映画を楽しむんだ

Q.共演のメリル・ストリープは?

デ/最高に面白かった。メリルが最高の女優であることは誰でも知ってる
でも、それだけじゃなく
とても一緒に仕事がしやすいひとだ
悲しい場面を彼女が演じているとき
「カット!」と声がかかる
すると彼女はケロッとして関係ないおしゃべりを始め
またカメラが回ると演技に没入
完璧だよ
本当にそうなんだ。
メリルはその役柄に真実味を与える何かを
自分の内面から引き出してくる

Q.あなたは卑劣な男を演じていますが
役柄が自分自身に反映されることは?

デ/どんな俳優も自分自身を役柄に反映していると思う
「自分がこの人物なら?」と自分の内面に問いかけるからだ。
演技をしていて最も素晴しいのは
一切の虚飾や批判を抜きに物事を見られる点だね

--------------------作品の映像

Q.次のテーマもこの番組でしばしば話題にあがります
「ハリウッドにくちづけ」の撮影中に
「酔いがさめるような経験」をされたとか

デ/実は僕は、長年コカインを常用していた
使い始めた1970年ころは
コカインはほぼ無害だと思われていた
でも実際にはジワジワと人をむしばむ
最初は楽しいけどやがて問題が生じ始め
最後は問題ばかりに
僕は選択を迫られた
コカインで死ぬかコカインをやめるか
僕はそこでやめるほうを選んだ

Q.今は完全に?

デ/もう過去のことだ
あの当時は撮影現場にいくと話しをすべき相手をすぐに見抜いたよ
同類をね
今も使っている人が周りにいるようだが
僕にはもう関係ない
誰が使ってるか知らないし僕自身もやる気はない
当時のような状態には二度と戻りたくない
今のほうがずっといい

Q「エブリシング・ザット・ライジーズ」を監督したのは?

デ/監督をするのは前からの夢だった
でも細かいことにこだわらない性格だから
向いてないと思った。
ところが監督を始めたら細かい事に夢中になってしまった
例えば照明の具合
赤いドレス、茶色の自動車
そんな映画の細部にすっかり夢中になった
あの作品を選んだのは現代の西部を描いていたからだ
その点に心をひかれた

Q.あなたの出演作によくでてくるテーマは
「父と息子の絆」だと気づきました
あの作品も

デ/そうだね僕が心ひかれるテーマだ

Q.そこにはあなたと父上との関係がある程度反映を?

デ/もちろんだよ。あの作品の父親とはだいぶちがうけどね。
僕の父親は開放的な人だったが問題も多かった。
欠点は誰にでもある。
父親との絆はすべての人に通じるテーマだ
浅い絆しか持っていない人でも避けては通れない重要なものなんだ

Q.父上の服を今も?

デ/シャツやネクタイ、ゴルフクラブを使ってる
なぜかは分らない
父の運転していたトラックもある
昔と変わらないにおいがするよ
(タバコと整髪料、汚れた電気工具)
電気工だったから

Q.撮影監督とはどのように共同作業を?
画面の構図などはどちらが決めたのですか?

デ/構図や色は自分で決めたいと思った
思い通りにね
監督をやってみて多くのことを学んだよ

Q.監督に学ぶものは?

優れた洞察力を持ち議論して僕より優れた意見を言える人がいい
より良い発想を得られる人だ

Q.「オーロラの彼方へ」には驚かされました。
主要なテーマは?

デ/これも父と息子だ
僕の役は1969年に死んだ消防士
この映画はSFでもあり父子ものでもある
時間を越えた父と子の絆だ

Q.1969年の父と1999年の息子が時を越えて話す物語ですね
危険な演技もありましたがケガは?

デ/ケガは毎度のことだよ。

Q.16針縫ったとか?

デ/ああ、これがそうだよ
この三日月傷だ←右のオデコを指しています
何故か知らないがどの作品でもケガをする
でも、このケガをした日の午後には現場に戻った
(^^)

Q.16針も縫ってですか!!
すきのない映画ですね

デ/構成が緻密で一場面でも欠けたらバラバラになる感じだ
それほど完璧な構成だ

Q.次は「オールド・ルーキー」

デ/またもや父と息子の映画だ
しかも舞台はテキサスだ
監督はJ・L・ハンコック
30代後半になって大リーグ入りを果たした
西テキサスに住む高校教師の話だ
彼は若いころにケガで野球をあきらめた
だが手術が成功し時速160キロのボールを投げられるようになった
世界でも五指に入る
父親と息子の話も出てくるが
この作品はそれ以上に
果たされなかった夢に関する物語だ
果たされなかった夢に彼は再挑戦するんだ

-------------------------------------------
最後は恒例の十の質問

好きな言葉は/至福
嫌いな言葉は/戦争
心ときめくものは/女性
滅入るのは/子どもの虐待
好きな音は/子犬が息する音(爆笑)
嫌いな音は/黒板を引っかく音
好きな悪態は/FUCK!(クソ)
ほかに就きたい職業は/獣医
絶対に就きたくない職業は/政治家
天国の入り口で神様に言われたい言葉は/待ちかねたぞ
--------------------------------------------------
ホリー:「マイ.ハート・マイ・ラブ」
は大好きな作品です、即興的な部分はあなたが考えたものですか?

デ/体の動きに関しては即興でやった部分が多い
それは俳優の仕事だ
セリフそのものは脚本に書かれている
俳優はそれを自然な動作で具体的に表現するんだ
その役柄を深く理解し作品全体も考えながらね
---------------------------------------------------
チャック:調査に時間を費やすとおっしゃってましたね
個人的感情まで自分のものにすると
そんな外側からの役作りがうまくいかなかったことは?

デ/僕は確かに多くの調査をするが
その後吸収したものを一度忘れさるんだ
なまり(アクセント)と同じだ
一度覚えたものは忘れても無意識にでてくる
俳優の中にはいろいろな感情を意識的に計算し
使いこなしている人もいる
でも僕にはできない
自分を意識しすぎることで
ただの見せ掛けに陥るからだ
激しい感情が生じるとき普通はそのメカニズムを
分析したりしないだろう
-------------------------------------------------------
ナンシー:「熱き愛に時は流れて」の主人公は
信じられないような出来事を経験しました
私の家族はあの映画を何回も見ています
あの作品の撮影中あなたはコカインに溺れていたわけですよね
あの作品には、そこからの再起に何か影響を?

当時はひどい状況だった
でも自分ではそれに気づいてなかったんだ
周りは気づいていたけどね
でも、今なら分るよ
僕は仕事によって救われたようなものだ
仕事の時間を守ることで何とかコントロールを失わずにいられたんだ

僕はこの番組を見るたびに自分が学生に戻ったような気分になる
そして今日は君たちから素晴しい刺激を受け
初心を思い出したよ
こういうクラスだから得られるものだ
まるで鏡のように君たちの目の中に
今の自分を見ることができる
ありがとう

Inside the Actors Studio:Dennis Quaid
アクターズ・インタビュー:デニス・クエイド
2002年








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Meridian

こんにちは〜。TBありがとうございます。
デニス・クエイドファンですか。しぶいですねえ。
パイレーツヒット以前は、私もジョニー・デップ好きというとしぶいと言われていたのに、今じゃただのミーハーです(笑、年がばれる)

デニス・クエイドといえば、ワイアット・アープ、メグ・ライアンの元夫というくらいの印象しかない私です。でも作品リストみると、けっこう、私も見ているんですよ。

このインタビューのDVDは、ジョニー以外はまとめてセットででるらしいですよ。セットでお買い求めください(笑)[わーん]
あざといが、ジョニー単品で買える私はシアワセです![ぴーっ]
by Meridian (2008-03-27 08:39) 

コッスン

Meridisnさん、こんにちは!
デニス・クエイド渋いっすー53歳ですから。[はーと]
昔は、そんなにイケメンとか思ってなかったんだけど
メグのインタビュー記事を読むたびに
めちゃくちゃデニスのことを褒め称えていて
ゾッコンぶりが恥ずかしいほどだったので
このカップルいいなー
なんて夫婦で応援していたんですけどね。
離婚して、デニスは再婚して幸せみたいです。
双子も生まれたし(キンバリーは生んでないけど)

ジョニデは絶大に人気がありますね。
15年くらい前から
私の周りの人で誰のファン?と聞くと
ジョニデって答える人がダントツでしたよ。
たまーに、ケビンベーコンとかキアヌ、ブラピ
レッドフォードなどという人もいました>年がばれる[がーん]
私も好きですよ>ジョニデ

そういえば、昔ってジョニーのファンじゃない人って
デップって苗字のこと
ディップって間違えてる人多く無かったですか??
だからー。ディップじゃないってば
とよく正したものです。(爆)
パイレーツ以降、ファン層変わったね。

by コッスン (2008-03-27 11:35) 

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