空気人形 [映画]
最近、特に見たい作品がなかったんだけど
(今週末から大量にある)
この前の、王様のブランチで
是枝監督が、ペドゥナさんのファンで
なんとか仕事をしたいと企画して、望みがかなったというようなインタビューをみて
そんなにいい女優なのか?
と思って見てきました。
監督の狙い通り、人形という設定なので
日本語がとくにうまくなくても全然違和感なし。
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html
まず、ラブドールの話なので
ラースとその彼女みたいな感じなのかなー・・・と思っていたら
ラースは、ただ「不気味」だったけど
空気人形は、ラブドールの本来の使用目的どおりに使われていて
とても健全でした。
のぞみは心を持っても
はっきり、自覚してました。
以下ネタバレあり
ペ・ドゥナの脱ぎっぷりがいい!!
美しいー
最初は、作り物の乳首?とか思ってたけど
裸のシーンが多くて
ああ、彼女のモノだ(笑)と確認できました。
全裸後ろ姿なんて、もうあこがれの体型です。
ヘソ部から、口で空気入れるシーンはエロ美しい。
あれは、映像がとても美しいです。
是非見てください。
ラースとその彼女ではラブドールの本来の目的のシーンがなかったので
気持ち悪い変態に見えてしょうがなかったんですが
空気人形は
人形である、のぞみが
ちゃんと自覚してます。
私は空気人形。
空っぽな
誰かの代用品
性欲処理の代用品
型落ちの安物5,800円
ラースでは紹介されなかったラブドールのホール部まで出てきます
のぞみ、自らホール部、外して洗ってましたし(笑)
(あまり詳しくしらないけどニュースで知ってるTENGAくらいですね)
人間は燃えるごみ
ラブドールは燃えないゴミ
これが、後からきいてきますね。
オダジョーが「いってらっしゃい」と言った時
なんかジーンときて涙ぐんだ。
たまたま、がりさんの記事で
韓国にレンタルDVDは無いような気がすると書いたばかりで
みた映画がレンタルDVDの話で
日本らしいシーンが随所にあった。
(たまごかけご飯やコタツ、交番、浴槽につかる風呂、その他たくさん)
この作品が、もし輸出されたら
日本の紹介になると思いました。
DVD店のシーンは
結構つぼで、橋の向こうにツタヤがあるから・・
警察が悪い作品は?
そこで来たよ
私が思ったのと同じ作品ハーベイカイテルの「バッドルーテナント」
このヘンは、私の好きな
トゥルーロマンスと似てなくもない。
(クラレンスは単なるソニー千葉オタクでしたが)
クイズみたいなのも
簡単だったけど面白かった。
アリエルがフォークで髪を解く作品は・・・?
リトルマーメイドですね。
心を持ってしまったのぞみの結末は。
素晴らしい作品でした。
ペ・ドゥナさんが良かった。
東京の景色が良かった。
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監督・脚本・編集:是枝裕和
製作:川城和実、重延浩、久松猛朗、豊島雅郎
プロデューサー:浦谷年良、是枝裕和
原作:業田良家
撮影:リー・ピンビン
美術:種田陽平
音楽:World's end girlfriend
製作国:2009年日本映画
上映時間:1時間56分
配給:アスミック・エース
女性の「代用品」として作られた空気人形ののぞみに、
ある朝「心」が芽生え、持ち主の秀雄が留守の間に
街へ繰り出すようになる。
そんなある日、レンタルビデオ店で働く青年・純一に出会い、
密かに想いを寄せるようになった彼女は、
その店でアルバイトとして働くことになるが……。
追記
映画見てる時、まったく知らなかったんですが
この老人(元、代用教師)
私の知ってる 「高橋昌也」さんじゃなかった。
いつの間に、こんなに爺さんになってしまったんだ。
私が知ってるのは
30年くらい前なのかな・・・
※ラムネの瓶って、世界共通ですか??
この映画、チョナン・カンでもやってましたね。
レンタル出たら見ます。
今 チョナンカンて書こうとして、サイドバー見て気づいたけど
チョ・ナンカンだと思ってたら チョナン・カンだったのね。
どうでもいいことだけど。^^
by がり (2009-10-09 13:31)
チョナンのナン(なぎ)は、日本漢字というのか
日本で作られた珍しい漢字なので、韓国には存在しない名前
というか文字なので
ナンというのは、当て字というか
当て読みというのかな?
なぎに似てる漢字の韓国発音がナンだから
ナンということになってるんですよ。
なんで私知ってるんだーーー(笑)
草がチョ
剛がカンです。
彼は生粋の日本人なでしょうね。
関係ないけどタモのファンボユンも(チョンサガンナウリのこと)
苗字がファンボ(皇甫)
名前がユン(允)です。
最近、2週間くらいチョナンの時間が変更されて
見てない(涙)
空気人形は、心を持っても性欲処理の代用品と分かってて
そのあたりが面白い。
ラストは、残酷だけどね。
「誰もしらない」って見ましたか?
同じ監督なので
その残酷さが同じ感じです。
by コッスン (2009-10-09 22:56)
どうもー。私もたまたま見る映画がなくて「空気人形」を観ました。
内容は全く知らず情報は題名だけだったので、もっとファンタジックでドリーミーな、「ありがち」映画かと思ってたので、観終わったときの切なさは倍増でした。
でも、こうゆう変化球な映画、あっていいですよね!
ちょっと気に入りました。
高橋昌也さん。かつて、ナイスミドル系で、企業の重役などを演じていましたが、たしかに・・・・これは。。。
でもコッスン様、高橋昌也さんの「若者姿」も、ちょっと想像できませんよね~。
数年前、あるミニシアター系の映画を観ていたら、キャサリン・ロスが脇役で出てきて(特別出演という感じ)、そのときも、「これはオレの知っている、キャサリン・ロスじゃない!」と叫びそうになりました。
映画を長く観ている楽しみ(衝撃?)ですね。
ではでは
by アッシー映画男 (2009-10-10 09:39)
1年に何回かこういう、見たい作品がない・・・という時期がある。
正月はだいたいない。
(年末に見終わってるせいだと思う)
それなのに、昨日。今日から大量にある。
今日も某Aを見るつもりです(笑)
「空気人形」
私はかなり気に入りました。
ペドゥナの代表作になったんじゃないかと思うほど
とても奇麗に撮られて
切ない感じがフィルムに収められてると思いました。
高橋昌也さんだとは見てるとき気がつかなくて
サイトみたら書いてあって
え?いたっけ
と思ったら、こんなになってた。
ナイスミドルだったよね。
百恵ちゃんのドラマに出てたような記憶。
変身がすごすぎる
by コッスン (2009-10-10 13:42)
こんにちは☆
>ヘソ部から、口で空気入れるシーンはエロ美しい。
わたしも思いました〜。
こういう愛の表現もあるのか!と☆キレイ♪
ペドゥナの表情も秀逸でした!!
5,800円は「安っ!」って感じで笑いましたネ(^-^;
by ジジョ (2009-10-21 10:12)
ジジョさんも、そう感じたのですねーー
あれはカメラさんの腕が良いんですよね。
美しかった。
なんとなくみた邦画だったけど、秀作でラッキーでした。
by コッスン (2009-10-26 00:11)