SSブログ

ルーツ/ ROOTS [DVD]


はたぶぅさんの記事を読んで
クンタ・キンテ思い出して
もう一回見たいなーと
某レンタルに行ったらあったので借りてみた。

201003151807000.jpg←いきなりつかまっちゃったクンタ少年15歳

201003151807001.jpg←ルーツ 1~4まで

 

タイトル:ルーツ
原題: ROOTS
データ :1977年/アメリカ/COL/二カ国語/全12話
製作総指揮 : デヴィッド・L・ウォルパー
原作: アレックス・ヘイリー(ピューリッツア賞受賞)
テーマ音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:レヴァー・バートン、ルイス・ゴセット・Jr.、ジョン・エイモス、 ヴィック・モロー 

 原作はアレックス・ヘイリーによるピューリッツァー賞受賞のノンフィクション
1977年にアメリカでオンエアされると
驚異の視聴率51、1%をたたき出した。

これは全米で実に1億3千万人もの人々が見ていた計算になる。
そしてその年のエミー賞では9部門を受賞、
翌年のゴールデングローブ賞では最優秀テレビシリーズ賞を受賞。

まさに現代ドラマの根源<ルーツ>ともいえる作品。
日本では、こうしたアメリカの歴史の暗部に触れる機会が少なかった分、
そのショックとインパクトも大きく、放送されると大いに話題を集め、
当時の社会現象にまでなった。

<ルーツ>という言葉はこの作品以降、
日本でも外来語として一般に使われるようになる。

出演はTV「新スタートレック」ジョーディ・ラ=フォージ役のレヴァー・バートン
映画「愛と青春の旅立ち」「アイアン・イーグル」のルイス・ゴセット・ Jr.、
TV「コンバット」のヴィック・モロー
切ないメロディが印象的なテーマ曲は[るんるん]クインシー・ジョーンズによる。


kunta.jpg

覚えてますか?クンタ少年。
弟に太鼓作ってやろうと森に入ったら
捕獲され、一商品になってしまいました。(奴隷)

この境遇って、いわゆる「拉致」とか
X-files風に言うと「アブダクト」って感じですね。
(宇宙人による誘拐のこと)
普通に家族と暮らしてたのに
船に乗せられ、どこかもわからない、言葉も分からないとこで
労働の道具として売り買いされる商品(奴隷)になってしまう。
同じ人間なのにね・・・

奴隷貿易(三角貿易)
習ったね。学校で。
忘れた人は、自習しましょう。

 

1750gambia.jpg 西アフリカのガンビアでクンタ生まれる

 

1765maryland.jpg 15年後メリーランド州のアナポリス上陸


解説------------------------------------

若きクンタ・キンテ(リバー・バートン)は、
18世紀のアフリカでみずからの人生と先祖伝来の家を奪われ、
アメリカで奴隷として売 られるために非人間的な暮らしを余儀なくされる。



アメリカ史上もっとも恥辱に満ちた時代に端を発し、
20世紀の作家アレックス・ ヘイリーへと至る家系は、
この時から始まったのだ。

本作は、故ヘイリーの名著『ルーツ』を原作とした全6話のテレビ・ミニ・シリーズ。
1977年の放送時には、幅広い層からの支持を得た。
南北戦争前の アメリカ南部で暮らすクンタの子孫を数世代にわたって追い、
解放奴隷のチキン・ジョージ(ベン・ヴェリーン)の物語で幕を下ろすという内容だ。



ジョージの 家族は根強い差別に苦しみ、闘うことに目覚めていく。
クンタとジョージの人生に挟まれるかたちで、
数多くの忘れがたい登場人物たちが登場。黒人もいれば、 白人もいる。

また、ムチ打ちやレイプ、結婚相手や家族との別れなど、
奴隷であることの精神的・肉体的苦悩も描かれる。

これほど大勢のメインストリームのアメリカ人が見た番組は、
本作の放送当時には前例がなかった。
本作がアメリカを少しずつ啓発に導いていっ たことは、
まぎれもない事実なのだ。現在の目で見ても、
『ルーツ』は個々人の目を開かせる力を持っていると同時に、
鮮烈で圧倒的 なドラマによって見る者を釘づけにする。

----------------以上、解説-----------------------

 

ルーツ コレクターズBOX [DVD]

ルーツ コレクターズBOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

 

私は一体
何年前に見たんだろう・・
と調べたら
日本ではテレビ朝日が1977年10月2日から8日連続で午後8時枠で放送、
平均視聴率23.4%

1977 年10月・・・・
微妙にまだ小学生だ。
ビデオも無い時代なので、リアルタイムで一家で見た。(笑)
一緒に見てた母親が
毎 回泣いてたことを覚えてる。
(大人が泣くドラマなんだ・・・と思った)
私の母はETでも泣いてた。

結構、繰り返し繰り返 し流されるテーマ曲も効果的で
聞くだけで泣きそう・・・という感じの作品でした。
音楽も覚えてたよ。
あの、ピーヒャララー[るんるん]みたいな悲しげなやつね。

見 てみたら、結構内容覚えてた。(爆)

33年前のこと記憶してる
このドラマってすごいな。[がく~(落胆した顔)]

 

 

 

Disc1(両面)
第1話:「さらば母なる大地」
第2話:「誇り高きマンディンカの戦士」

Disc2(両面)
第3話:「我が妻 我が娘」
第4話:「愛する者たちの別離」

Disc3
第5話 「自由への賭け」

Disc4
第 6話:「新たなる天地を求めて」
 

【簡単な解説。】

kunta-1.jpgクンタ生まれる。

奴隷狩りされ、捕まる。

アナポリスで155ポンドで農場へ売られる。

奴隷ネームは「トビー」

クンタはなぜかわからないけど
誇り高き戦士のプライドがあるので
なかなか英語も覚えないし
ずーっと「クンタ」だと言い続けます。
賢く生きるということができません(頑固)

 

クンタはアフリカに戻りたいので
(黒人だから一人でいたら、すぐ奴隷が逃げてるって
誰にでもわかることとか
アフリカは海の向こうだということを知らない)
戻れるわけないのに
何度も脱走するので
見せしめに、鞭で打たれたり
足を切られてしまいます。
(麻酔なしでオノで)

 

 

 


 

 

 

kiji-1.jpgトビーはベル(奴隷)と結婚して

キジーという娘が生まれます。

キジーとは、離れ離れになりたくないので
マンディンカ語で
ここに留まるという意味の「キジー」と名付けましたが
奴隷なので売られてしまます。

 

売られた先の、雇い主にレイプされ
(というかそれも奴隷の仕事)
チキン・ジョージが生まれます。

白人とのハーフなのに
全然、白人っぽくないです。

 

 

 


tikinjyo-ji-1.jpgキジーの息子、ジョージは闘鶏の才能があり
最初の師匠、ミンゴから帽子をもらい
ジョージが闘鶏士に認められます。

ジョージにはマチルダという奥さんと
息子が二人います。

この4人とキジーと5人で暮らしていました(奴隷)

チキン・ジョージは才能があるので
諸事情によりイギリスで仕事をすることになります。

黒人でイギリスに行けるなんて
という言われ方を、実の父からも言われます。

キジーから語り聞いた話を
息子たちに聞かせイギリスへ。

2,000ドルで奴隷から解放されるという話も聞き
現実的になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南北戦争が終わり
奴隷解放です。

すぐ、リンカーン大統領暗殺です。
(ナショナルトレジャー参照 (笑)


jyoji16.jpg

北軍が勝利。
アメリカの国の法律としては奴隷解放なんだけど
南部の人たちは、黒人を人間と扱うのが許せなく
KKKみたいな人たちがいやがらせを続けます。



tom2.jpg

 

 

jyoji15.jpg
イギリスから帰ってきたジョージは
解放されましたが
この州に長くいると、また奴隷に戻ってしまうので
また、家族と別れてよそで暮らします。

でもーーくじけない!

チキンジョージはテネシーに土地を購入し
家族で新天地で自由になります。
でも、まだまだ前途多難な元奴隷の人たち。

tenesi-01.jpg

tenesi-2.jpg

 

懐かしいよー。
でも、今見ても素晴らしいよー。

 

未見の若者の方たちは一度ご覧になってみてください。
今ある、アフリカ系アメリカの方は
元からアメリカ大陸にいたわけじゃない
どのような扱いを、割と最近まで受けてたか
(今も残ってる地域はありそうですが)
自分のルーツについて考えさせられるドラマだと思います。

ビバヒルでは、ドナちゃんが
自分のルーツを調べられるソフト使うエピソードありましたしね。
時代を感じるな・・・
30年前か・・・・

 

 

追記
クインシージョーンズというと
愛のコリーダくらいしか知らないんですが[ふらふら]
これは、若者の方でも知ってる曲なんですよね・・・
中高年だけ??

Rootsのテーマ曲は
ドラマだから、大量に作曲されてると思いますが
終始一貫してかかってる曲は
まさに、大河ドラマって曲です。

これかな・・・

 



アフリカ大陸の西側から船に乗り
川を下り
大西洋に出て
アメリカ大陸の東側へ
という
アフリカ、川、海、アメリカ大陸
その他もろもろの奴隷という非人間的な扱いに対する思いが
曲にこもってると感じましたが
本人に聞いてないからしらない。


nice!(4)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 4

コメント 10

てくてく

こんにちは^^
このドラマ、知りませんでした。
(うちの田舎ではテレ朝写んなかったしな~^^;)
コッスンさんの詳しい解説、すごいですね。
観てみたくなりました。
昔、「フライド・グリーン・トマト」という映画を観たとき、
黒人の男性が白い布をかぶった村人たちに
殴られるシーンをみてショックを受けました。
このドラマも衝撃を受けそうな気がします。
by てくてく (2010-03-26 18:57) 

コッスン

てくてく様
えー!!知らなかったの?
時代が違う・・・クンタ・キンテ超有名。
みんな見てたよ。当時。
子どもの頃より、今見たほうが
残酷に感じますね・・・
当時のヨーロッパの人にとっては
アフリカ人は、馬や牛などと同じ
労働力という扱いです。
私の好きな「スカーレットレター」では
デミムーアが奴隷買いますよ。
太鼓叩きの演奏者もいて、築地のセリみたいな感じかな?
奴隷せり

by コッスン (2010-03-26 23:41) 

ジジョ

わたしも観た事なかったです〜^^;
77年に放送してたんだ〜。
微妙に若者って年齢でもないですが、、
未見なので観てみます〜☆
by ジジョ (2010-03-27 05:22) 

コッスン

ジジョ様
世代が確実に違う・・・^^;
6話なので、一気に見れると思いますよー。
私が子どもの頃、私の家にはテレビが1台しかなく
家族で見てました。
今は各自、バラバラですよ・・・

by コッスン (2010-03-27 20:42) 

kachan

この作品知らなかったですが、昔、実家のテレビでアーノルド坊やとかファミリータイズとかやってたチャンネルで見たことあった気がします。(再放送かな?)
でもこんなに凄いストーリだったんですね!すばらしい!まとめてみたいです!(結構すきです)
お母様ETでも泣いてたんですね、私なんか今でも泣けます。(^^)
by kachan (2010-03-27 21:39) 

コッスン

kachan様
しらない方が多くて、びっくりですが
皆様、私くらいの中高年でないことがよくわかりました。爆
凄いちゃ、凄いかな。
自分のおばあちゃんまでは知ってるけど
その先は知らない。
マンディンカの戦士たちは、「字」が無い分
言葉で、子ども、孫へと語り続けるものなのでしょう。
突然、拉致されたので
正しい真実を子ども、孫に
どうしても伝えたかったんだと思います。
白人が黒人を劣った人間と思いつつ
違う人もいないわけじゃなかったということも
言いたい作品の気もします。
一気に見れると思いますよー。


by コッスン (2010-03-28 15:28) 

ram

テーマ曲がクインシー・ジョーンズ
なんですか!
どんな曲でしょう?興味があります!
by ram (2010-03-28 17:00) 

コッスン

ram様
全然、「愛のコリーダ」っぽくなく(笑)
韓国ドラマの大河ドラマみたいな
壮大な感じで悲しげです。
見つけたら紹介します。


by コッスン (2010-03-28 17:23) 

ram

わ~~コッスン さんご丁寧に教えていただき
ありがとうございます!!
素敵な曲ですね!
アフリカからアメリカへ・・・広大な風景が
感じられますね~壮大で素晴らしいです!
by ram (2010-03-31 22:45) 

コッスン

ram様
とんでもないです。
私が好きな作曲家はハンスジマーです。
もちろん、私の好きな
「トゥルーロマンス」や
バンデラスの出てた「愛と聖霊の家」の作曲。
最近では、「シャーロックホームズ」でこの名を見ました。
内容と、曲が合ってて
作品がさらに良くなるのが素晴らしいです。
ルーツは、昔のドラマだけど
大人になってから(中高年になってから)見ても感動しました。


by コッスン (2010-03-31 23:26) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

 

 

blogramランキング参加中!

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。