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マイレージ、マイライフ/Up in the Air [映画]

原題:Up in the Air
監督:ジェイソン・ライトマン
製作:アイバン・ライトマン、ジェイソン・ライトマン、ダニエル・ダビッキ、ジェフリー・クリフォード
製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ
原作:ウォルター・キム
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルダン・ターナー
撮影:エリック・スティールバーグ
美術:スティーブ・サクラド
編集:デイナ・E・グローバーマン
音楽:ロルフ・ケント
製作国:2009 年アメリカ映画
上映時間:1時間49分
配給:パラマウント
字幕は、岸田恵子さん(エンドロールの終わりに出ます)

http://www.mile-life.jp/

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ストーリー

リストラ請負人のライアンは、飛行機で全米を飛び回り、
リストラ対象者に次々クビを言い渡す日々。

出張の副産物・航空会社のマイレージも貯まる一方で、
彼はいつしか1000万マイル獲得を目標に定め今日も前向きに機上の人となる。
ところがある日、コスト削減のため出張は一切禁止という命令が下り、
彼の野望に暗雲がたれこめる。


キャスト
ジョージ・クルーニー、
ベラ・ファーミガ、
アナ・ケンドリック、
ジェイソン・ベイトマン、
エイミー・モートン、
メラニー・リンスキー、
J・K・シモンズ、
サム・エリオット、
ダニー・マクブライド

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この3人が今年のオスカーノミニーでしたが
納得の演技です。
特に、ジョジクルは素晴らしかったですね。[わーい(嬉しい顔)]

【感想】
まさに、今、この時代の作品。
タイムリー!
予想以上に良かった。
[わーい(嬉しい顔)]



不況によるリストラ
コンピュータを介しての人間関係

見終わったときの
あの感覚は虚脱感(虚無感)なのか・・・
どうしたらいいの??と投げかけられ
例えると
アメリカンビュティーとかクラッシュみたいな
切ないというか、まさにタイトルどおりの
アップ・イン・ジ・エアー状態です。

宙に浮いて行先は何通りもあるのに
どこに向かえばいいのかわかんない。

特に映像がすごいとか
音響がすごいとか
そういう作品でなく
話が素晴らしいのでDVDでもこの映画に関しては
評価できるにではないかな・・・と思います。

 

アップインジエアーの邦題マイレージ・マイライフって
ん??
マイレージ・マイライフ???
マイレージ溜めてるからか?

なんでアップインジエアーじゃダメなんだ?


Kevin Renick(ケヴィン・レニック)さんの歌う
アップインジ エアーがエンドロールの2曲目で流れる。
字幕が右に縦に出るんだけど
まさに、リストラされた心情を歌ってるんだけど
映画のテーマとブレてない。

エンドクレジット早々帰ってしまった人は
聞けてないね・・・もったいない。
ここも含めてこの作品なのになー。

Up in the Air

Up in the Air

  • アーティスト: Rolfe Kent
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2009/12/08
  • メディア: CD

Up In The Air

映画の中のセリフで
「子どもたちは、どうしてスポーツ選手にあこがれるか」
という話をこれからリストラする人に話すんですが
JUNOのお父さんだった人に
ellen_page27.jpg←この人
(内容は、納得の話です)
そうやって、面と向かって履歴書みたり
人対人で接して、
結構、してる方もツライ職業だと思いますが
ビンガムさんは、サラッとやってのけます。

新人のナタリーはフロー作って
パソコンの画面を使って
そのフローのマニュアル通りにすれば
誰でもリストラ職人になれるようにと提案します。
自称「抹殺者ターミネイター」
コスト削減です。

会社にとっては魅力的ですが
これが果たして良いのか悪いのか・・・
(結果はラストで分かります)

まさに今(現在)の企業に当てはまります。

妹の結婚式で
世界中で、パネルと写真写す理由を聞いたら
ご主人の事業に、貯金を使ったから
ハンムーンに行けないから写真だけでも。
というとこで
なんとなく、ラストが分かる。(笑)

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妹夫婦のパネルをスーツケースにいれ、出張先に持ってって
約束通り、写真を撮り続けます。

妹の結婚相手が、ドタキャン思想(マリッジブルー)になるときの
ビンガムのセリフも・・・

今まで生きてて、幸せだった時
君は一人だったか?

結婚を迷った時
君は一人だった?

このシーンで、自問自答してみたんだけど
一番幸せだった時は
某ハリウッド俳優にサインもらった時で
一人じゃなかった。
でも家族はいなかったな。

未婚のくせに、いいアドバイスするなー。ニクイー[手(チョキ)]

私は、ビンガムの生き方はステキだと思う。
いいじゃん。
今は、アップインジエアー状態だけど(映画終了時のこと)
十分大人なので、妥協しつつ生きていけばいいと思う。
ビンガムも言ってたけど
死ぬときは一人。(某カルト団体は集団で死ぬといってた)

ナンシーには、まだ大人の生き方がわかってないなー・・・
と中高年目線で見てしまいました。

メールで辞職した(私の世代では非常識だと感ずるけど・・・今はそうなのか??)
ナンシーを遠くから見守って案ずるとこも
オトナです。[黒ハート]

ナンシーが彼氏に振られて
ビンガムとアレックスに泣きながら話すシーンで
近くの外人さんが、やけにウケてたので
英語のセリフが面白かったんだと思います。
字幕は普通だったから。

キャンサー(癌)は、私もキャンサーと聞こえた。
ああいう時に使うんですね。
キャンサー。

 

ジョジクル作品は、結構見てると思うけど印象になく
どうしてもERのロスの印象が未だに強く残ってて(声はジャックバウアー)
今回の作品はかなり良いと思いました。

「ヤギを見つめる男たち」も早く見たいなー。

 

ブルーノみたあと
アップインジエアーみちゃったから
ジョジクル にはダンフールがある。
アタシは中東よ!!
を思い出してしまいました。

 

ところで肝心の作品ですが
ビンガムさんは、1年のうちほとんどを空の上で過ごし
ナタリーという新人や
アレックスという同業者と出会い
妹の結婚式などを通じて
少しづつ自分を変えていきます。
そういう部分、柔軟な大人だな・・・と感じました。
そして、さまざまなことがありますが
最終的に、生活は基本的に変わらないけど
(自分が少し変わっただけで)
どうやって生きていこうかな~

みたいな作品です。

ある程度生きてる人の方がこの作品の魅力を感じられるのでは?
と思ったけど若い人でも
身にしみる部分はありそうです。
ちょっと切なく、ジワーっと来ます。

 

 

※映画泥棒が新しいのに、変わっていた。

eigadorobo.jpg
http://www.eigakan.org/legal/campaign_cm.html

 

 


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コメント 15

meiqi

ううぅ〜早くみたい!
男前なジョークルを大画面で見るのがかなり楽しみです。むふ
by meiqi (2010-03-26 01:21) 

ネジ

この作品、この原題どおりの宙ぶらり具合が絶妙♪
面白さが上手く伝えられなくてもどかしいです。
by ネジ (2010-03-26 01:27) 

ram

わ~観たいですね!
今の時代にあった内容なのですね~
by ram (2010-03-26 06:47) 

duke

うっ←謎
観てからまたこれ読みたい!^^
CAさんは空から降りてから3年は子作りしちゃイカンらしいです。
わー。アップアップインジエアーなコメント~^o^;
by duke (2010-03-26 15:34) 

コッスン

meiqi様
リアルなジョジクルも
ブンガムさんみたいな感じなんじゃないかなー。
ステキでしたよ。(好みなタイプじゃないけど)

ネジ様
上手く伝えられない感を
上手く伝えてくれた、監督スタッフは
もう、素晴らしいとしか言えません。
センスがあるんでしょうか。

ram様
2009年から2010年の時代でみれば
まさに旬でしょうね。
将来見ても、あのころああだった
と思えると思います。

duke様
アップ、更にアップ
そうとう上空の浮いてる感ですねー。
何があったんだろう。dukeさんに
リストラじゃないよね。爆
それじゃ、タイムリー過ぎだ。(笑)

by コッスン (2010-03-26 16:47) 

duke

リストラじゃない・・・泣
うちんとこでは恥ずかしいので解決したら書きますが
4月からの就職が仕分けでなくなった・・・・。
うぇーん 激しく求職中 そしてタイムリー過ぎる
   観た方が いいのか この映画 
(後でこのコメント消したら失礼、デス)
by duke (2010-03-26 22:45) 

コッスン

duke様
就職かー・・・氷河期といわれてますしね。
観て何か感じられたらいいですね。
何事も、良い方に考えて生きていった方が良いと思う
(私がそうなだけかーーー)[__わーい]
by コッスン (2010-03-26 23:45) 

ジジョ

おもしろかったですーー☆
あのラストの歌、ピッタリでしたね!

>※映画泥棒が新しいのに、変わっていた。
これも結構衝撃でしたw

by ジジョ (2010-03-30 06:04) 

コッスン

ジジョ様
映画泥棒、一瞬、焦りました・・・
前のやつ長かったですよねー。
2006年くらいか、もっと前からあれでしたもんねー。
あれ、パントマイムってやつですか?
誰が踊ってるんだろう・・・といつも気になってます。

すべての人の、どこかに必ず引っかかる作品だと思う。
すごいなー。この監督。

by コッスン (2010-03-30 19:55) 

hash

まさに今の時代ならではの作品でした。

>「ヤギを見つめる男たち」
私も観たいです。
by hash (2010-04-06 21:57) 

コッスン

hashさん
ヤギを見つめる男たちは
ユアンもでてて、ジェダイネタが出てくるとこだけが印象的です。
映画番組見てると、公開して欲しい作品が
なかなか決まらず
全然話題にもなってない(モーガン夫妻)作品が
早々決まってたりして悔しいですね。

マイレージマイライフを見て
監督のお父さんが、息子は自分を超えた
と何かの番組(オスカーだったかな?)で言ってたけど
見たら、素晴らしかったです。
拍手!!!です。

by コッスン (2010-04-06 22:43) 

かかとう

>虚脱感(虚無感)
なるほど。
それまでは望んで機上の人になっていたのに、あれからは望んでいないのに機上の人にならなければならない。
それは虚無ですよね。
主人公もそれが虚無だと気付いたのが救いでしょうか。
by かかとう (2010-04-07 19:26) 

コッスン

かかとうさま
救い・・・わからないですね。(悩)
テーマが深いから。
一言で言うと「素晴らしい作品」でした。
私も、どっちかというとビンガムさんと似てるとこが多いので
別にあのまま年とって死んでも幸せだったと思います。

by コッスン (2010-04-07 20:07) 

てくてく

こんにちは^^
良い映画でしたよね。
コッスンさんの記事を読むと、
素敵な台詞が沢山詰まってた事を
改めて思い出しました~。
なんかね、良い映画観たな~、って
嬉しくなるような作品でした^^
by てくてく (2010-05-16 18:32) 

コッスン

てくてく様
ジョージクルーニーがうまいんでしょうねー。
ステキでした。
今、時代はアップインジエアーな人がいっぱいいますから。
なんとか、地に足付けた生活をと望んでるはずです。
そういう、痛快な視点でこんな作品に仕上げて
もう、コッスン的オスカーでは作品賞ですから。(笑)
あ、プレシャスも良かったー。

by コッスン (2010-05-17 15:54) 

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