プレシャス /Precious: based on the novel “Push”by Sapphire [映画]
プレシャス
原題:Precious: based on the novel “Push”by Sapphire
監督:リー・ダニエルズ
エグゼクティブプロデューサー:オプラ・ウィンフリー、タイラー・ペリー、リサ・コルテス、トム・ヘラー
プロデューサー:リー・ダニエルズ、サラ・シーゲル=マグネス、ゲイリー・マグネス
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:109分
配給:ファントム・フィルム
字幕は、松浦美奈さん
http://www.precious-movie.net/
1987年のニューヨーク・ハーレムで、
両親の虐待を受けながら希望のない日々を生きる黒人少女プレシャス。
レイン先生に読み書きを習い、
つたない文章で自分の心情を綴り始めたプレシャスは、
ひたむきに人生の希望を見出していく。
キャスト
ガボリー・シディベ、
モニーク、
マライア・キャリー、
レニー・クラビッツ、
ポーラ・パットン
タイラーペリーといえば、2位スタートの新作
見たいですね。
Tyler Perry's Why Did I Get Married
Too?
日本公開無いと思うけど。
みたいと思ってたので
見てきました!!
【感想】
良かったーーー!!!
素晴らしいです。
プレシャスの母さん怖すぎだけど
プレシャスは、どつかれながら
幻想を見る。
ちょとだけ
暗くない、ダンサーインザダークのセルマ風
幻想シーンが美しくて
現実が暗くて対比がgood
プレシャスがポジティブだから
見てて応援したくなる。
素晴らしい。
私なら、作品賞はコレに投票するぞー。(笑)
見所は
夢見るシーンの幻想的な演出の映像。
とてもスタイリッシュ
でも、映画産業という分野でみると
ディストリクトナインやアバターも評価できる。
ディストリクトナインのVFXは、凄いよ。
お手本みたいな作品だよね。
(未だに戦場のピアニストのエイドリアンブロディに納得してない、
イラク戦争効果だと思ってます。エイドリアンは素晴らしい俳優だけどんね)
1987年で16歳のプレシャスは
1971年生まれってことですね。
私より、年下だけど
同じ80年代を生きてる。
あの、前髪カールのピンクのカーラーとかね。
1987年から89年までの話。
主人公、プレシャスが
いままでどおりの生き方でなく
先に一歩踏み出してして
あたらしい生き方を選んで進み始める
すごく悲惨な状況なのに
本人はいたってポジティブ。
おしゃれだし、夢も希望も忘れてない。
プレシャスは16歳で2人目の子どもを妊娠中。
妄想がすごくかわいい。
ナレーションもプレシャス
数学の先生は、私を好きだ!
態度悪い生徒は成敗。
そして、一番後ろの席が好き。
かわいすぎるー。
家庭環境は最悪なのにお母さんを見捨てないし
(怖くて逃げれなかっただけか?)
母さん、怖い・・・
怖すぎる・・・
生後すぐの赤ん坊床にポイッ!!
先生の言葉には結構素直だし。
出産シーンで男性ナースに
叫ぶな!!と言われてたけど
私、プレシャスより、もっと叫びましたよ。
「イタイーー!!」「シヌーーー!!」とかね。(笑)
恥ずかしささえ無いくらい痛かったですから。
(たった一回の経験ですが・・・出産)
愛されるなんて思ったこともなかったプレシャスが
息子を産んで
息子はあなたを愛してる。
そう言われて
気が付くんだから。
かわいいよね。プレシャス。
愛されたい
彼氏が欲しい
そして、初めて愛したのが息子だったのかな?
プレシャスのような境遇の子でも
一歩踏み出すことが
出来る子
出来ない子
いると思います。
違いは、
夢を持ってるか
持ってないかかな。
幸い、プレシャスは素直にひねくれないで話を受け止められる子だったし
希望も夢もあった。
校長先生などの話も素直に聞けたし
自分を変えられたと思う。
だからイーチワンティーチワンのレイン先生に出会えた。
この出会いがプレシャスを変えたから。
プレシャスの得意な物は料理
誰でも得意なモノ
好きな物はあると先生は言います。
そうやって
自分を見つめることさえしなかったんだね。
映画に食べ物が出てくると
食べたくなるわたしですが
今回の映画にも食べものは登場、
アフリカ系アメリカンのソウルフード(魂食)
「豚足の煮込んだモノ」
が出てきましたが
爪っていうかヒヅメっていうか
グロかった。
(前足か、うしろ足かは分からなかった・・・)
冷めるとマズイらしいし
付け合わせの「なんとか」←名前忘れた。
が無いから食べない!!
お前が食え!!!!
と
かあさんに言われて
渋々、でも無表情でテレビみながら
黙々と食べ続けます。
食いたくねー!!
あとは食い逃げの
日本でも有名な
アフリカ系アメリカン魂フードの王道。
フライドチキンです!!
しかも、バケットだよー。
うぉーーー
脂っこそうー。
全然食べたいと思わなかったですー
でも、プレシャスの未来はまだまだ
前途多難だと思うんだけど(すごい状況ですからね・・・)
プレシャス本人が、あっけらかんとしてるのが
救われるってか
いいなー!!
もっと
重い悲しい映画なのかと思ったけど
笑いも結構あったし
楽しめたし
スッキリできました。
ガビーちゃんの演技力の素晴らしかったけど
体型がユニークなので
今後の活躍も楽しみです。
笑い声がまた可愛い。
妊娠中でも、バケットもって万引き?無銭飲食?
さんざん食べたらつわりで・・・
ゴミ箱に、ゲーーー、シーンは
ちょっと、ニガテな方もいるかもね。
あとは皿に盛られた。爪付きの豚足とか。
肥満になる理由が
母さんのための夕飯を作っても
母さんはいらないからお前が食べろと脅し
食べないとまた殺されそうになるから
食べたくなくても残さず食べ
テレビみて眠る。
食べてテレビ見て眠る。
食べてテレビ見て眠る。
この繰り返しが肥満の元です。
プレシャスのほんとの気持ちを話すシーンは
涙なしでは見れません。
かあさんの、わけのわからない理屈みたいな
言いわけシーンは
まず、この人をなんとかしろ!!と思いましたが
あまりの迫真の演技に圧倒され
なぜか、うんうんわかるよ・・・とも思いました。
↑
ミチカさんのイラストのコメントがナイス。
↓
このガタイで案外前向き
このガタイで案外足が早い
このガタイで案外おしゃれ
プレシャスは不幸のてんこ盛り。
ことしのオスカー作品賞ノミニ作品
『アバター』
『しあわせの隠れ場所』
『第9地区』
『17歳の肖像』
『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『プレシャス』
『ア・シリアス・マン』(原題)→見てない
『カールじいさんの空飛ぶ家』→見てない
『マイレージ、マイライフ』
全部観てないけど
個人的には
アップインジエアーかコレが好きだな。
それか、ディストリクト9かハートロッカーかアバター
去年の作品賞も
個人的には、は?だったし。
私の好みはズレてるみたいー。^^;
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
徹底的に、男子俳優を使ってなくて
教会のゴスペルの幻想シーンで歌う
ガボちゃんのシーンが印象に残った。
オススメシーンです。
わ〜い☆ ミチカさんのイラストだ〜♪
「このガタイで案外」w ウケますねw
ほんと、プレシャスが前向きでよかったです!
不幸な境遇以外は、普通の女の子(ガタイ以外)って感じで☆
とにかく食べ物もキョーレツでしたw
by ジジョ (2010-04-30 05:27)
ジジョ様
ミチカさんのイラストみて
あのガタイでおしゃれ。とか言われてて
映画見たら
まさに。!!
私はミチカさんに付いていきます。
by コッスン (2010-04-30 20:04)